正常値値一覧を作成しました。
看護学生さんの国家試験対策や実習での確認用として
または現役看護師さんの確認用としても
ぜひ使ってください。
すぐに気になるところに飛べるようContentsに分けてありますのでそちらを。
※文献によって多少の数値のズレが生じるところもあると思いますのでそこはご理解のほどよろしくお願いいたします。
Contents
バイタルサイン(脈拍・血圧・呼吸数・体温)
脈拍
100回/分以上を頻脈
50回/分以下を徐脈
脈拍は脈拍数だけでなくリズムが規則的なのかどうかも重要となってきます。
血圧
正常血圧:<120mmHgかつ<80mmHg
正常高値血圧:120〜129mmHgかつ<80mmHg
高値血圧:130〜139mmHgかつ/または80〜89mmHg
要は140mmHg未満(収縮期血圧)
90mmHg未満(拡張期血圧)が正常
ちなみにマンシェットの幅が広すぎると実際の血圧値よりも低く
狭いと高く測定されてしまいます。
通常は上腕の2/3の幅のマンシェットをしようします。
呼吸数
呼吸数は国試にもよく出る為新生児から成人までを記載いたします。
新生児:35〜40回/分
乳児:30〜35回/分
幼児25〜30回/分
学童20〜25回/分
成人12〜20回/分
体温
腋窩で36,0〜37,0℃
直腸温では0,8〜0,9℃高くなり、
口腔温では0,2〜0,5℃高くなります。
ちなみに腋窩に差し込む角度は30〜45℃です。
換気量
成人の場合
一回換気量:約500mL
肺胞換気量:350mL
残気量:1000〜1500mL
導尿の長さ
男性:18〜20cm
女性:5〜7cm
男性の角度は80〜90度
グリセリン浣腸
肛門に挿入するチューブの深さ:5cm
入浴関係
入浴温度:40〜42℃
ちなみに浴室内と脱衣室の室温は22〜26度
入浴の望ましいタイミングは:食後30分以上の経過
清拭
湯の温度:50〜55℃
陰部洗浄
湯温:38〜39℃
病室環境
照度
日中:100〜200ルクス
手術室の照度:750〜1500ルクス
病室湿度
:冬季40〜50%、夏期50〜60%
騒音
昼間の騒音は:50dB以下
夜間の騒音は:40dB以下
室温
:夏:22±2℃、冬19±2℃
経管、経腸栄養の長さ
成人鼻孔から噴門45〜55cm
注射関係(注射器・針・角度)
皮内注射
注射器1mL、針26〜27G、できるだけ水平に近い角度(0〜15°)
部位としては前腕内側、上腕外側
表皮と真皮の間に注入
感受性テスト、抗原抗体反応、吸収を遅くして薬効を持続させたい場合
皮下注射
注射器2,5mL〜5mL、針22〜25G、角度20〜45°
部位としては上腕後側(伸側)、三角筋部
皮膚と筋層の間に注入
ワクチン・インスリン・鎮痛薬などで行われる最も一般的な注射方、吸収は遅い
筋肉注射
注射器:2.5mL〜5mL、注射器21〜23G、角度45〜90°
部位としては中殿筋、大腿前外側中央部、三角筋前半部
経口・静脈内などからの薬物投与ができない場合に実施されます
ちなみにコロナワクチンは筋肉注射です。
インフルエンザワクチンも日本では皮下注射ですが、海外では筋肉注射です。
皮下注射の2倍の速度で薬液が吸収される。
静脈注射
注射器:薬液に応じて、針21〜23G、角度10〜20°
使用される血管は主に表在静脈で上肢、下肢。
全身に薬物が行き渡るのに要する時間は5〜10分
気管内吸引
成人の一時的吸引圧は−100〜−150mmHg
酸素投与について〜器具別酸素濃度〜
器具 | 酸素濃度 |
---|---|
鼻カニューラ | 22〜40% |
酸素マスク | 40〜60% |
リザーバー付マスク | 60〜95% |
ベンチュリーマスク | 24〜50% |
酸素テント | 40〜50% |
意見、ご要望
この記事は今後も随時更新していき、より参考になるようにしていきたいと考えております。
他に追加して欲しい数値などがございましたら
twitter:@onblog2021までDMお待ちしています。