よくスタッフに
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]Onくん○○さんの髪の毛が絡まりすぎて毛玉みたくなって全く取れないんだけど…どうしたらいい?[/chat]
看護師をやっているとそういう患者様に必ず出会うことがあると思います!
今回はそんな看護師をやっていると一度は出会う
髪の毛の絡まりの取り方について
今まで美容師経験や病棟勤務をしていて、何人もの患者様の髪の絡まりをほどいてきた経験から説明していきたいと思います。
また、結婚式などのヘアセット後の髪の毛の絡まりの取り方についても最後に触れていきたいと思います!
Contents
髪の毛が絡まる原因について
患者様の一番の髪の毛が絡まる原因としては
・長期臥床(寝たきり)
これが理由として大きくあります。患者様がADL全介助だったとしても頭は動きますよね。その頭の動きによって徐々に後頭部の髪の毛が絡んでいきます。
また
・年齢を重ねるにつれて髪の毛のハリやコシがなくなっていき、髪の毛が細くなる
これは年齢を重ねるごとに起こる必然的なエイジング現象ですが、髪の毛が細くなると絡みやすくなります。
この2つが患者様の髪の毛が絡む大きな理由です!
また、
・濡れた髪の毛を乾かしきれていない
・髪の乾燥
・洗髪ができておらず皮脂が貯留
なども髪の毛が絡む理由です。
それでは本題にいきたいと思います。
最初にやってはNGなことについて!
看護師
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]あっ○○さんの髪の毛が絡んでて取れない!洗髪しながらシャンプーやトリートメントで滑りをよくして絡みを取ろう!![/chat]
と、考えがちですが髪は濡れると絡みやすくなるうえ、傷みやすくもなります。
そして洗うことによって
絡みが悪化することも多々あります。
スタッフが患者様の髪の毛が絡んでいて洗って解決しようとして余計悪化したというのを目の当たりにしたことがあります。
そこから髪の毛をほどくのはほんっとうに大変です!泣
なので最初に濡らすのは
です。
手順①
まず、髪の毛が絡んでる患者様に出会ったら、
病棟の浴室や端っこの引き出しに入っている
ブラシや櫛があったら真っ先に準備しましょう!
こういったブラシが病棟にあれば便利です!
そして準備できたら
まず絡まっている部分をほどくのにやりやすくするため、患者様を起こしましょう!
これで準備OKです。
仕上げに
洗髪台を使うので予約を入れておくことがオススメ!
手順②
準備ができたら、いよいよ絡まっている髪の毛をほどきます。
※一気に根元からブラシや櫛を通してほどこうとすると、さらに絡まったり切れ毛の原因になるのでそれも
です。
髪の絡まりや塊を見つけた時は、
必ず毛先のほうからほどいていきます。
これは患者様に限らず髪の毛が絡まっていたら大原則です。
まず、ブラシや櫛を使わずに手✋でほどける限界まで分けていきます。
そして、もうこれ以上手櫛では限界!となったら
ブラシや櫛を使います。
ポイントは何度も言いますが、
必ず毛先からです!!!
そして徐々に櫛を通す幅を広げていきます。
※一気にほどこうとするのではなく1つ1つの絡みの小さい束を一つ一つ毛先からブラシや櫛で通していきます。
そして段々と櫛を通す幅を広げていきます。
簡単に言えていますが、これが一番時間掛かりますし大変です!笑
どうしてもほどけない場合
どうしてもほけない場合についてですが、
すぐに諦めてこの方法を使うのはオススメしません。
できるだけ、頑張ってください!!!
頑張って頑張って…
ブラシや櫛を通して…
もう駄目だ。。。
最終手段は切るしかありません。やむを得ません。
しかし!
これは患者様の髪の毛がショートに限ってのオススメです。髪の毛が長いと短く切った部分が露骨に見えてしまいますのですごく目立つし可愛くありません!!患者様に限らず絡んでいたからといって髪の毛を無造作に切ると本当に後悔します。
切るとしても本当に最小限の本数の髪の毛を切るようにしてください。
できるだけ数本です。
スキバサミ(セニング)があればそれを使うのがオススメです!
手順③ほとんど髪の絡まりがほどけたら
ほとんど髪の絡まりがほどけたら、
洗髪台に行きトリートメントをいつもの倍以上つけましょう!
そしてブラシや櫛を通してみてください。
ここも毛先からです。
一緒に髪の毛を洗いたい場合は
トリートメント→シャンプー→トリートメント
の手順が良いと思います。
これで、ほとんどの髪の毛の絡みは取れると思います。
結婚式などのセットの後の絡みについて
これについても先程と同様に毛先からまずブラシや櫛を通していきます。
今は髪の毛の絡みを取る専用のブラシなんかも発売されているので
ぜひチェックしてみてください!
そしてその後、浴室に行き、トリートメントをいつもの2倍以上つけて
優しく毛先から手櫛✋で解いて、その後優しくブラシを通してあげてください。
※髪の毛が濡れているとキューティクルが傷つきやすくなるので強くならないように注意しましょう。
これでいつもより髪の毛の絡まりが取りやすくなると思います。
※どうしても髪の毛がほどけない場合は自分で切らずに美容室に行くことをオススメします。
プロにやって貰えば切ってはいけない表面の髪の毛なども切らないでとってくれます。
まとめ
今回は患者様の髪の毛の絡みの取り方についてまとめてみました。
必ず一度は出会うことのある経験だと思いますので、ぜひトライしてみてください!!
何かわからないことや聞きたいことがあれば気軽に聞いてください♪
読んでいただきありがとうございました!
因みにオススメのシャンプーはこちらのリンクで確認を!
“美容”は看護において非常に大切な要素だと私は思っています🙋
急性期を脱した患者様に洗髪をして、ブローをしてあげた時、涙するほど喜んでもらえた経験があります。知識ばかりとがってしまいがちですが、看護においてそして1人の人間として美容とは非常に大切な要素なんじゃないでしょうか✨— On@看護師美容師 (@onblog2021) March 18, 2021